代金の清算 練習問題集
代金の清算の練習問題を解く前にまずは、以下の内容をしっかりと熟読し、理解してから解くようにしてください。そうすることで、試験本番でもスムーズに解けるようになると思います。
SPI 代金の清算の問題の解き方
代金の清算に関する重要知識
- 各々が同額負担する問題は、必ず先に「一人当たりの支払金額(平均金額)」を求める。
- お金の貸し借りに関する問題は、各々が貸し借りにより、いくらの「プラス収支なのか?」それとも「マイナス収支なのか?」を算出する
代金の清算の問題の多くは、『支払いの同額負担』と『お金の貸し借り』の2種類に分類され、この2種類が混合した問題も頻繁に出題されます。
『支払いの同額負担』の問題の場合、必ず先に「一人当たりの支払金額(平均金額)」を求めます。また、『お金の貸し借り』の問題の場合は、貸し借りによって各々がいくらの「プラス収支なのか?」それとも「マイナス収支なのか?」を求めることで簡単に解くことができます。
代金の清算の問題は頭の中で考えると混乱しやすいので、必ず紙に書きだすようにしてください。
それぞれ、簡単な練習問題を各1問ずつ記載しておくので、内容をご確認ください。
『支払いの同額負担』の練習問題
練習問題
- A君とBさんがデートをして、A君がデートにかかったお金2万円を全額負担した。しかし、Bさんが半分絶対に支払うと言うのでA君は受け取ることにした。同額ずつ負担するにはBさんはA君にいくら支払えばいいか?
どうでしょうか?
暗算でもできるような問題ですよね?しかし、代金の清算の『支払いの同額負担』問題は、これを少し複雑にして登場人物が3名や4名に増えるだけで、やるべき計算は全く同じです。
『支払いの同額負担』の計算で重要なポイントは「一人当たりの支払金額(平均金額)」をまず求めることでしたよね?
A君とBさんのデートでかかった金額は2万円です。よって、「一人当たりの支払金額(平均金額)」は次の通り。
かかった費用 ÷ 人数 = 一人当たりの支払金額
20000 ÷ 2 = 10000
同額負担するためには一人1万円負担する必要があります。
現在の負担額は
A君 2万円
Bさん 0円
なので、BさんがA君に1万円支払えば各々1万円の負担となります。
よって、BさんはA君に1万円支払う
『お金の貸し借り』の練習問題
練習問題
- A君はゲームソフトを買いたいが、先日、B君にお金10,000円を貸したため手元にお金が無く、C君から5,000円を借りた。B君はA君とC君にいくらずつ支払えば全員の貸し借りが無くなるか?
こういった問題は頭の中で考えると混乱するので、必ず下表のような貸し借り表を作成するようにしましょう。
貸し借り額を見ると、A君とC君は5,000円の貸があり、B君は10,000円の借りがあります。よって、B君はA君とC君にそれぞれ、5,000円ずつ支払えば全員の貸し借りがなくなることになります。