速度算・通過算の練習問題を解く前にまずは、以下の内容をしっかりと熟読し、理解してから解くようにしてください。そうすることで、試験本番でもスムーズに解けるようになると思います。
SPI 速度算・通過算の問題の解き方
解き方のポイント
- 速度算で使用する公式を覚えておく
- 単位の変換ができるようにしておく
速度算・通過算の問題を解くに当たり、上記2点が重要になってきます。
それぞれを以下に詳しく解説しておくので、練習問題を解く前にまずは一読し、頭に入れておくようにしましょう。
速度算・通過算で使用する公式を覚えておく
使用する公式
- ①距離 = 速度 × 時間
- ②速度 = 距離 ÷ 時間
- ③時間 = 距離 ÷ 速度
速度算・通過算の問題を解くには上記3つの式を使用するので、必ず覚えておくようにしてください。①~③の公式は形を変形しているだけで、いずれも同じなので3つ全てを覚える必要はありません。一つだけで構いません。
もし、公式を忘れてしまった場合は、車やバイクのスピードメーターを思い出して下さい。速度表示のところに(km/h)と書かれていると思います。これは速度の単位になります。
速度 = km/h
kmは距離の単位で、hは時間の単位になります。よって、速度を求める式は次の式で表すことができます。
速度=km/h
=距離/時間
=距離÷時間
これは、公式②と同じですよね。
このように公式を忘れた場合は、速度の単位を思い出すと瞬時に公式を導き出すことができます。
単位の変換ができるようにしておく
単位の変換
- 『時間』から『分』へ、『分』から『秒』へ、と言ったように時間の単位を変換できること。
- 『km』から『m』へ、『m』から『km』へ、と言ったように距離の単位を変換できること。
- 『km/h』から『m/s』へ、『km/s』から『km/h』へ、と言ったように速度の単位を変換できること。
上記3つの単位の変換は非常に重要です。SPIの速度算・通過算の問題では、問題文の中で時間と分、kmとmと言ったように単位が混在して出題されている場合が多く、計算する際に単位を同じ単位に統一する必要が必ず出てきます。
時間と距離の単位の変換はできる人も多いと思いますが、速度の単位変換は苦手な人も多いので、できるようにしておきましょう。
時間の単位変換
1時間=1×60=60分
1分=1×60=60秒
60分=60×60=3600秒
1分=1÷60=160時間
1秒=1÷60=160分
1.25時間=1時間15分
距離の単位変換
1km=1000m
1m=1÷1000=11000km
速度の単位変換
1km/h=1×1000m3600秒=518m/s
36km/h=36×1000m3600秒=10m/s
1m/s=1×11000÷13600
=1×11000×3600
=3.6km/h