SPI練習問題-問13(推論・論証)
推論(選択)に関する問題。次の設問1、設問2を解答せよ。
1~9の番号が書かれた9枚のカードがある。そのカードを、P、Q、Rの3人に3枚ずつ配られた。配られたカードについては、次のことが分かっている。
- ア:7のカードはPに配られた
- イ:Qに配られたカードの数字を足すと20になる
- ウ:Rに配られたカードを掛け算すると24になる
[設問1]確実にQに配られたと言えるカードはどれか?当てはまるものを全て選べ。
A 1
B 2
C 3
D 4
E 5
F 6
G 7
H 8
I 9
[設問2]7以外にPに配られた可能性のあるカードはどれか?当てはまるものを全て選べ。
A 1
B 2
C 3
D 4
E 5
F 6
G 7
H 8
解答と解説
『推論・論証』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 推論・論証 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。
設問1の解答と解説:
ア~ウの分かっていることを順に確認していきます。
ア:7のカードはPに配られた
7のカードはPに配られたということなので、まずは、以下が確定します。
P:{7、?、?} ・・・①
イ:Qに配られたカードの数字を足すと20になる
7は既にPに配られているので、残るカードは、1~6と8と9の計8枚のカードになります。
この時8枚のカードの内、1もしくは2のカードがQに配られてしまった場合、残り2枚が最も大きい数である9と次に大きい8のカードが配られたとしても20に達しません。よって、Qに配られる可能性のあるカードは、以下の6種類に絞られます。
Q:{3、4、5、6、8、9}
また、3枚のカードの内、少なくとも1枚が9でるある必要があります。もし、9が入っていない場合、他の大きい数8、6、5の3枚が配られたとしても合計が20に達しません。よって、9のカードが確定するので、残り2枚のカードの合計が11となる組み合わせを考えればいいことになります。
そうすると、Qに配られる3枚のカードは以下の2組が考えられます。
Q:{3、8、9} ・・・②
Q:{5、6、9} ・・・③
よって、確実にQに配られたと言えるカードは9だけとなる。
解答:I
設問2の解答と解説:
設問1でPとQについて見てきたので、残りRについて見ていきます。
ウ:Rに配られたカードを掛け算すると24になる
アとイの条件により、PとQに配られた可能性のある組み合わせは以下の2組のどちらかになります。
P:{7、?、?} ・・・①
Q:{3、8、9} ・・・②
もしくは、
P:{7、?、?} ・・・①
Q:{5、6、9} ・・・③
PとQが①②の組み合わせの場合、Rの取りうる可能性のあるカードは、以下の4枚です。
R:{1、2、4、5、6}
この中から3枚を選び、掛けた数が24となるのは、以下の1組しかありません。
R:{1、4、6}・・・④
次にPとQが①③の組み合わせの場合、Rの取りうる可能性のあるカードは、以下の4枚です。
R:{1、2、3、4、8}
この中から3枚を選び、掛けた数が24となるのは、以下の2組しかありません。
R:{1、3、8}・・・④
R:{2、3、4}・・・⑤
よって、これまでのことを踏まえP、Q、Rの配られる可能性のある組み合わせは以下の3組のみになります。
【1組目】
P:{7、?、?} ・・・①
Q:{3、8、9} ・・・②
R:{1、4、6}・・・④
↓
P:{7、5、2} ・・・①
【2組目】
P:{7、?、?} ・・・①
Q:{5、6、9} ・・・③
R:{1、3、8}・・・⑤
↓
P:{7、4、2} ・・・①
【3組目】
P:{7、?、?} ・・・①
Q:{5、6、9} ・・・③
R:{2、3、4}・・・⑥
↓
P:{7、1、8} ・・・①
よって、7以外にPに配られた可能性のあるカードは、以下の5種類。
P:{1、2、4、5、8}
解答:A、B、D、E、H
こちらのサイトにはいつもお世話になってます。
ありがとうございます。
設問2の答えですが、GではなくHかと思います。
混乱する方が他にもいるかと思ったので、恐縮ですがご連絡いたしました。
さき様
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。
とても助かります。
今後とも是非、よろしくお願い致します。