鶴亀算・年齢算の練習問題を解く前にまずは、以下の内容をしっかりと熟読し、理解してから解くようにしてください。そうすることで、試験本番でもスムーズに解けるようになると思います。
SPI 『鶴亀算・年齢算』の問題の解き方
必要な知識
- 問題文から一次方程式が作れること
- 連立方程式が解けること
『鶴亀算・年齢算』の問題は、覚えなければならない特定の公式等はありませんが、上記の2点が重要になってきます。
では、実際に鶴亀算の基本的な問題を1つ例にして解き方を解説していきたいと思います。
鶴亀算の基本的な問題例と解き方
問題例
- 鶴(足2本)と亀(足4本)が合わせて20匹(羽)います。足の数を数えると全部で68本でした。鶴は何羽いますか?
問題文から一次方程式を作る
まず、問題文から一次方程式を作ります。
一次方程式の作り方は、まず、不明な点をXやYなどに仮定します。今回の問題であれば、鶴が何羽いるのか?と言う点と、亀が何匹いるのか?という2点が不明な点になります。よって、鶴をX羽、亀をY匹として仮定しても構わないのですが、トータルで20匹(羽)と分かっているので、一方をX、他方を20-Xと仮定することもできます。一般的には後者の方を使います。
また、求めたいのが鶴の羽数なので、鶴の羽数をXと仮定した方が計算過程を簡略化できます。
よって、今回は鶴の羽数をXと仮定します。
鶴:X
亀:20-X
足の本数が全部で68本ということなので、以下の式が成り立ちます。
(鶴の足の数×羽数)+(亀の足の数×匹数)=68
(2×X)+{4×(20-X)}=68
2X+(80-4X)=68
80-2X=68
-2X=-12
X=6
よって、鶴は6羽
連立方程式が解けること
先程は、1次方程式を作成しただけで解けましたが、もし、最初に鶴をX羽、亀をY匹として仮定していた場合は、連立方程式も必要になってきます。では実際にやってみましょう。
鶴:X
亀:Y
鶴と亀、合わせて20匹(羽)いるので、次の式が成り立ちます。
X+Y=20 ・・・①
更に、足の本数が全部で68本ということなので、以下の式が成り立ちます。
(鶴の足の数×羽数)+(亀の足の数×匹数)=68
2X+4Y=68
X+2Y=34 ・・・②
①式と②式の連立方程式を解きます。
X+Y=20 ・・・①
X+2Y=34 ・・・②
求めたいのがXの値なので、Yの係数を揃えて①式-②式をします。(代入法で解いても構いません。)
①×2-② をします。
2X+2Y=40 ・・・①
X+2Y=34 ・・・②
↓
X=6
よって、鶴は6羽