SPI練習問題-問9(仕事算・水槽算)
仕事算に関する問題。次の設問を答えよ。
[設問1]アキナさん、フユキさん、ハルさんの3人で家のリフォームのために壁にペンキを塗る。アキナさんが1人で壁を塗るには6時間、フユキさんが1人で壁をぬると4時間、ハルさんが1人で壁を塗ると8時間かかる。この壁を3人で塗り始めたが、途中でハルさんが休憩したために壁を塗り終えるのに2時間かかった。ハルさんが休憩した時間は何分か?
A 10分
B 15分
C 20分
D 25分
E 30分
F 35分
G 40分
H 45分
解答と解説
ポイント:
下記の式は仕事算の計算で頻繁に使用するので抑えておきましょう。
○全体の仕事量 = 人数 x 時間(日数)
○1日の仕事量 = それぞれの仕事量の和
○全体を1とすると、1日の仕事量 = 1/日数
仕事算・水槽算の問題を解く場合、全体の仕事量を1と仮定して計算するのが基本です。ただし、必ずしも1と仮定する必要はなく、1人で仕事をした場合にかかる各々の日数の最小公倍数を全体の仕事量と仮定した方が計算が簡単になる場合が多いです。
仕事算・水槽算の解き方や、上記の仕事量の仮定値の設定方法が分からない方は、『仕事算・水槽算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。
設問1の解答と解説:
作業量全体を1とする。
アキナさんが1時間でできる作業量は、仕事量全体の1/6。
フユキさんが1時間でできる作業量は、仕事量全体の1/4。
ハルさんが1時間でできる作業量は、仕事量全体の1/8。
アキナさん、フユキさん、ハルさんが1時間でできる作業量は、各々が1時間でできる作業量の合計なので次の通り。
1/6 + 1/4 + 1/8 = 13/24 ・・・(1)
また、アキナさん、フユキさんの2人が1時間でできる作業量は、2人が1時間でできる作業量の合計なので次の通り。
1/6 + 1/4 = 5/12 ・・・(2)
ハルさんが休憩した時間をN時間とした場合、アキナさんとフユキさんの2人で作業をした作業量は、(2)にNを掛けた時間になる。
(アキナさんとフユキさんの2人で作業をした作業量)= 5/12 x N ・・・(3)
更にアキナさん、フユキさん、ハルさんの3人で作業した時間は、作業全体にかかった時間からハルさんが休憩していた時間を除いた時間(2-N)になるので、(1)に(2-N)を掛けた時間になる。
(3人で作業をした作業量)= 13/24 x(2-N) ・・・(4)
アキナさんとフユキさんの2人で作業をした作業量と、更にアキナさん、フユキさん、ハルさんの3人で作業した作業量を足すと、全体の作業量1となるので(3)(4)より次の式が成り立ちます。
(アキナさん、フユキさん2人で作業した作業量)+(3人で作業した作業量)=(全体の作業量)
実際に数値を代入すると、次の通りになる。
(5/12 x N)+(13/24 x(2-N))= 1
(5/12 x N)+(13/12)-(13/24 x N)= 1
(5/12 x N)-(13/24 x N)= 1 -(13/12)
-3/24 x N = -1/12
1/8 x N = 1/12
N =(1/12)÷(1/8)
=(1/12)x 8
= 2/3
よって、ハルさんが休憩していた時間Nは、2/3時間。1時間(60分)の2/3時間は、40分(60x2/3)になる。求める解答は、40分のG。
解答:G