SPI練習問題-問6(仕事算・水槽算)

仕事算の問題。次の設問についてこたえよ。

[設問1]ある仕事をするのに、Aの機械だけを使うと12時間かかる。この機械を使って最初は仕事を始めた。しかし、約束の時間に間に合いそうにないので途中からAの1.5倍の速さでこなす機械Bに変えた。そうしたら作業を始めてから9時間で仕上がり、何とか約束の時間に間に合った。Bの機械は何時間使ったか?

[解答群]
 1時間
 2時間
 3時間
 4時間
 5時間
 6時間
 7時間
 8時間



解答と解説

使用する公式:
仕事算・水槽算の問題を解く場合、全体の仕事量を1と仮定して計算するのが基本です。ただし、必ずしも1と仮定する必要はなく、1人で仕事をした場合にかかる各々の日数の最小公倍数を全体の仕事量と仮定した方が計算が簡単になる場合が多いです。

仕事算・水槽算の解き方や、上記の仕事量の仮定値の設定方法が分からない方は、『仕事算・水槽算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。

設問1の解答と解説:

仕事量全体を1とする。
Aの機械が1時間にできる仕事量は、1/12。

Bの機械は、Aの機械の1.5倍の処理能力があるので、Bの機械が1時間にできる仕事量は、次の通り。

(1/12)x 1.5 =(1/12)x(15/10)= 1/8

Bの機械が仕事を行った時間をN時間とすると、Aが行った仕事の時間は、9-Nとなる。このことより、次の式が成り立つ。

(Aの1時間の仕事量)x(Aの作業時間)+(Bの1時間の仕事量)x(Bの作業時間)= 1

実際に値を代入すると、

(1/12)x(9-N)+(1/8)x N = 1
(9/12)-(N/12)+(N/8)= 1
N/24 = 1 - 9/12
N/24 = 3/12
N = 6

よって、Bの機械が行った作業時間は6時間。解答は、Fとなります。

解答:F