SPI練習問題-問4(仕事算・水槽算)
仕事算の問題。次の設問についてこたえよ。
[設問1]薬局の納品の仕事をするのに、あゆみさん1人ですると10日、佐藤さんが1人ですると15日かかる。この仕事を2人でしたら何日で仕上がるか?
A 5日
B 5.5日
C 6日
D 6.5日
E 7日
F いずれでもない
[設問2]広告宣伝の企画を考えるのに、鶴田さん1人では21日間、藤波さん1人では42日間かかる。初めの3日間は鶴田さん1人で、次の6日間は藤波さん1人で作業をし、残りの2人で行うと始めてから何日目で仕事は終わるか?
A 15日
B 17日
C 19日
D 21日
E 23日
F いずれでもない
解答と解説
使用する公式:
仕事算・水槽算の問題を解く場合、全体の仕事量を1と仮定して計算します。
解き方が分からない方は、『仕事算・水槽算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページに解き方を詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。
設問1の解答と解説:
全体の仕事量を1と仮定して、あゆみさん、佐藤さんの各々の仕事量を算出し、最後に2人で実施した場合にかかる日数を求めていきます。
あゆみさんの仕事量
あゆみさんが一人で仕事量1を実施した場合、10日間かかるので、あゆみさんが1日でできる仕事量は、全体の仕事量1に対して、110。
あゆみさんの1日の仕事量:110
佐藤さんの仕事量
佐藤さんが一人で仕事量1を実施した場合、15日間かかるので、佐藤さんが1日でできる仕事量は、全体の仕事量1に対して、115。
佐藤さんの1日の仕事量:115
あゆみさんと佐藤さんの合計仕事量
あゆみさんと佐藤さん2人で1日でできる仕事量は、各々の仕事量の合計なので次の通り。
110+115
=330+230
=530
=16
2人で作業した場合、仕上がるまでの日数をN日とした場合、次の式が成り立ちます。
1日の仕事量 x 完了するまでの日数 = 全体の仕事量
(16)x N = 1
この式より、
N = 1 ÷ (16)
= 1 x 6 = 6日
解答:C
補足事項
全体の仕事量を1と仮定しましたが、必ずしも1と仮定する必要性はありません。今回の問題であれば、あゆみさんが全体の仕事を実施するのに必要な日数10日と、佐藤さんが全体の仕事を実施するのに必要な日数15日なので、10と15の最小公倍数である30を全体の仕事量として仮定した方が計算が簡単になります。
是非、ご自身で実際に計算して試してみてください。
設問2の解答と解説:
鶴田さんと藤波さんが全仕事量を実施するのに必要な各々の日数、21日と42日の最小公倍数である42を全体の仕事量と仮定します。全体の仕事量を1と仮定しても構いませんが、必要な各々の日数の最小公倍数を設定することで計算が簡単になります。
この考え方は、仕事算・水槽算の問題では全て使えるので覚えておいてください。
全体の仕事量:42
鶴田さんについて考える
鶴田さんが全体の仕事量42を一人で実施した場合、21日間かかるので、鶴田さんの1日の仕事量は次の通りになります。
鶴田さんの1日の仕事量:
42÷21=2
初めの3日間は、鶴田さん1人で作業を行うので、その作業量は、次の通り。
2x3=6
藤波さんが全体の仕事量42を一人で実施した場合、42日間かかるので、藤波さんの1日の仕事量は次の通りになります。
藤波さんの1日の仕事量:
21÷21=1
藤波さんが1人で作業を行う日数は6日間で、その作業量は、次の通り。
1x6=6
鶴田さんと藤波さんの2人の1日の仕事量の合計
最初の3日間は鶴田さんが1人で6の仕事量を終わらせ、続く6日間で藤波さんが同じく6の仕事を終わらせているので、この時点で全体の仕事量42の内、12が終えていることになります。よって、残りの42-12=30の仕事量を2人で進めた場合にかかる日数を求めていきます。
鶴田さんの1日の仕事量は2、藤波は1なので、2人が一緒に仕事をした場合の1日の仕事量は次の通り。
2+1=3
よって、残り仕事量30、鶴田さんと藤波さんの2人で進めた場合の1日の仕事量は3なので、残りの仕事を終わらせるのにかかる日数は次の通り。
30÷3=10日
よって、最初に鶴田さんが1人で行った作業日数3日と、藤波さんが1人で行った作業日数6日間を足すと、全体の仕事量42を終わらせるのにかかった日数が求まります。
3日+6日+10日=19日
よって、仕事を始めてから終わるまでの日数は19日となる。
解答:C