SPI練習問題-問10(仕事算・水槽算)
仕事算に関する問題。次の設問を答えよ。
[設問1]アヤさん1人だと30日かかり、アヤさんとエビちゃんの2人では18日かかる仕事がある。アヤさんが1人でこの仕事を始め、何日か後にエビちゃんがアヤさんに代わって1人でこの仕事をし、合わせて33日で仕事を全て終えた。アヤさんは何日この仕事をしたか?
A 6日
B 12日
C 18日
D 24日
E 8日
F 10日
G 15日
H いずれでもない
解答と解説
ポイント:
下記の式は仕事算の計算で頻繁に使用するので抑えておきましょう。
○全体の仕事量 = 人数 x 時間(日数)
○1日の仕事量 = それぞれの仕事量の和
○全体を1とすると、1日の仕事量 = 1/日数
仕事算・水槽算の問題を解く場合、全体の仕事量を1と仮定して計算するのが基本です。ただし、必ずしも1と仮定する必要はなく、1人で仕事をした場合にかかる各々の日数の最小公倍数を全体の仕事量と仮定した方が計算が簡単になる場合が多いです。
仕事算・水槽算の解き方や、上記の仕事量の仮定値の設定方法が分からない方は、『仕事算・水槽算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。
設問1の解答と解説:
仕事全体量を1とする。
アヤさんが1日で実施できる作業量は、作業全体の1/30 ・・・(1)
アヤさんとエビちゃん2人で1日に実施できる作業量は、作業全体の1/18。
エビちゃんが1人で1日で実施できる作業量は、次の式で求めることができる。
(アヤさんとエビちゃん2人で1日に実施できる作業量)-(アヤさんが1日で実施できる作業量)
よって、
(エビちゃんが1人で1日で実施できる作業量)=(1/18)-(1/30)
= 1/45 ・・・(2)
アヤさんが実施した作業日数をN日とすると、作業全体にかかった日数が33日なので、エビちゃんの実施した作業日数は、33-Nとなる。よって、次の式が成り立つことが分かる。
(エビちゃんの1日の作業量)x(エビちゃんの作業日数)・・・(3)
(アヤさんの1日の作業量)x(アヤの作業日数) ・・・(4)
(3)と(4)を足した数が全体の作業量1となるので、(1)(2)の値を(3)(4)に代入し、式を作ると、
(1/45)x(33-N)+(1/30)x N = 1
(33/45)-(1/45xN)+(1/30xN)= 1
(1/90)x N = 1 -(33/45)
(1/90)x N = 12/45
N =(12/45)÷(1/90)
=(12/45)x 90
= 24
よって、アヤさんが実施した作業日数は、24日。求める解答は、Dとなります。
解答:D