SPI練習問題-問8(料金割引)

料金割引の問題。

[設問1]ある商品を仕入れて、20%の利益を見込んで1個あたり1800円の定価をつけた。この商品の仕入れ値はいくらか?

[解答群]
 1300円
 1400円
 1500円
 1600円
 いずれでもない

[設問2]原価3000円の商品に25%の利益を見込んで定価をつけたがうれなかったため、セールのときに定価の300円引きで売った。最終的なこの商品の利益率はいくらか。もっとも近いものを選べ?

[解答群]
 10%
 11%
 12%
 13%
 14%
 15%



解答と解説

『料金割引』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 料金割引 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。

設問1の解答と解説:

20%の利益を見込むということは、仕入れ値に仕入れ値の20%増しの値段を上乗せするということになります。言い換えると、仕入れ価格の120%の値段で売るという事です。これを式にすると次のようになります。

 仕入れ値 x 120%

また、この20%の利益を見込んだ仕入れの120%の価格が定価が1800円ということなので、次の式が成り立ちます。

 仕入れ値 x 1.2 = 1800

この式を解くと、求めたい仕入れ値が出ます。

 仕入れ値 x 1.2 = 1800
 仕入れ値 = 1800 ÷ 1.2 = 1500円

よって、求めたい仕入れ価格は、1500円のCとなる。

解答:C




設問2の解答と解説:

原価3000円の商品に25%の利益を見込むという事は、原価3000円に原価3000円の25%の価格を上乗せするという事になります。言い換えると、原価の125%のことになる。

 3000 + (3000 × 0.25) = 3750円

 もしくは、下記のように計算してもよい。

 3000 × 1.25 = 3750円

この3750円が定価となる。セールのとき、この定価3750円から300円引きで売ったので、そのさいの売値は、

 セール時の売値 = 3750 – 300 = 3450円

よって、このセール時の売値3450円から定価3000円を引いた値段が利益となる。

 利益 = 3450 – 3000 = 450円

利益率は次の式で求めることができる。

 利益率 = 利益 ÷ 原価
     = 450 ÷ 3000 = 0.15

よって、求めたい利益率は、15%のFとなる。
 
解答:F