SPI練習問題-問3(表の読み取り)
クラスの生徒42人を対象に英語と数学の試験をしたところ、80点以上を取った人は英語では28人、数学では32人となった。また、どちらも80点未満の人が4人いた。
[設問1]
英語と数学でともに80点以上取った人は何人いるか?
A 6人
B 8人
C 10人
D 12人
E 14人
F 16人
G 18人
H 20人
I 22人
J いずれでもない
[設問2]
英語と数学に続けて国語の試験もしたが、問題が難しく、80点以上は10人だけだった。英語か数学のどちらかが80点未満で、かつ国語も80点未満の人が15人いたとすると、3教科すべてが80点以上だった人は何人いあるか?
A 0人
B 1人
C 2人
D 3人
E 4人
F 5人
G 6人
H 7人
I 8人
J いずれでもない
解答と解説
『表の読み取り』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 表の読み取り ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。
設問1の解答と解説:
英語
80点以上 28人 ・・・(1)
80点未満 14人 ・・・(2)
数学
80点以上 32人 ・・・(3)
80点未満 10人 ・・・(4)
(2)より、英語が80点未満だった人が14人いる。また、英語と数学の両方が80点未満だった人が4人ということなので、10人(14人-10人)は、数学が80点以上だったことになる。
英語80点未満 かつ 数学80点以上の人数 10人 ・・・(5)
(4)より、数学が80点未満だった人が10人いる。また、英語と数学の両方が80点未満だった人が4人ということなので、6人(10人-4人)は、英語が80点以上だったことになる。
数学80点未満 かつ 英語80点以上の人数 6人 ・・・(6)
このことより、(5)(6)の合計16人が、数学もしくは英語のどちらか一方のみが80点以上だった人だと分かる。
よって、求めたい英語と数学共に80点以上の人数は次の式で表すことができます。
英語と数学共に80点以上の人数 =
(クラスの生徒人数) - (数学もしくは英語のどちらか一方のみが80点以上) - (両方80点未満)
英語と数学共に80点以上の人数 = 42 - 16 - 4 = 22人
解答:I
設問2の解答と解説:
設問1の解答より、英語と数学共に80点以上の人数は22人と分かっている。このことより、20人(42人-22人)が英語、もしくは数学のいずれか一方が80点未満ということもわかる。
この問題は、設問の書き方が誤解を招く書き方であまりいい問題とは言えない。
「英語か数学のどちらかが80点未満」という表現は、「英語か数学のどちらか一方のみ80点未満」ともとれてしまうが、この設問で言われているのは、「英語か数学のどちらか一方でも80点未満」のことを指している。
よって、英語と数学のどちらも80点未満の場合も、これに該当する。
この20人の中に、国語が80点未満の生徒が15人いることになる。よって、5人(20人-15人)が英語と数学のいずれかが80点未満で、国語が80点以上ということになる。
国語で80点以上取った人数が10人おり、その内、5人は英語と数学のいずれかが80点未満なので、差し引いた数が、3教科全て80人以上だった人数になる。
10人-5人=5人
解答:F