SPI練習問題-問2(推論・論証)

営業部のチーム編成について、次のような発言があった。

 甲:W社を担当するものは、X社を担当する
 乙:W社を担当するものは、Y社を担当する
 柄:X社を担当するものは、Y社を担当する

[設問1]推論ア、イ、ウのうち正しいものはどれか?AからFの中で1つ選びなさい。

 ア 甲と乙が正しいなら、柄は必ず正しい
 イ 甲と柄が正しいなら、乙は必ず正しい
 ウ 乙と柄が正しいなら、甲は必ず正しい

[解答群]
 アだけ
 イだけ
 ウだけ
 アとイ
 アとウ
 イとウ

[設問2]甲、乙、柄の発言が正しいことが分かった。推論A~Gのうち正しいものはどれか?1つ選びなさい。

[解答群]
 X社を担当する者は、W社を担当する
 X社を担当する者は、W社を担当しない
 X社を担当しない者は、Y社を担当しない
 X社を担当しない者は、W社を担当しない
 Y社を担当する者は、W社を担当する
 Y社を担当する者は、X社を担当する
 正しい推論はない



解答と解説

『推論・論証』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 推論・論証 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。

設問1の解答と解説:

ア~ウの推論を順番に見ていきたいと思います。

ア 甲と乙が正しいなら、柄は必ず正しい
甲と乙の発言より、W社を担当するものは、X社とY社を担当することが言えるが、X社を担当するものが必ずしもY社を担当するとは言えないので誤り。

イ 甲と柄が正しいなら、乙は必ず正しい
三段論法の考え方に該当する。甲と柄の発言より、W社を担当する者は必ずXを担当する。そしてそのXを担当するものは必ずYも担当するので、乙が言うW社を担当する者は、Y社も担当することが言える。よって、イの推論も正しい。

ウ 乙と柄が正しいなら、甲は必ず正しい
W社を担当する者は、X社も担当することを乙もしくは柄の発言からは証明できない。よって、ウの推論は誤り。

よって、求める解答は、イのBとなる。

解答:B




設問2の解答と解説:

A~Gの推論を順番に見ていきたいと思います。

 X社を担当する者は、W社を担当する
誰の発言にも該当しないので誤り。

 X社を担当する者は、W社を担当しない
誰の発言にも該当しないので誤り。

 X社を担当しない者は、Y社を担当しない
誰の発言にも該当しないので誤り。

 X社を担当しない者は、W社を担当しない
甲、乙、柄の発言より、『W社を担当するものは、X社を担当する。X社を担当する者はY社も担当する』ことが言える。そしてその待遇は、『Y社を担当しないものは、X社を担当しない。X社を担当しない者は、Wも担当しない』となる。よって、該当するので正しい。

 Y社を担当する者は、W社を担当する
乙の発言より、W社を担当する者は、Y社を担当するとはあるが、Y社を担当するものが必ずしもW社を担当するとは言えないので、この推論も誰の発言にも該当しない。

 Y社を担当する者は、X社を担当する
柄の発言より、X社を担当する者は、Y社を担当するとはあるが、Y社を担当するものが必ずしもX社を担当するとは言えないので、この推論も誰の発言にも該当しない。

 正しい推論はない
Dが該当しているので誤り。

よって、解答は、Dとなる。

解答:D