SPI練習問題-問2(植木算)
植木算の問題。次の問いを解答せよ。
長さ10cmの紙テープの両端に1cmずつのりしろをとって、10本をつなぎあわせた。なお、左端のテープの左端部分と右端のテープの右端部分にはのりしろをとらないものとする。
[問題1]
紙テープの長さは何cmになるか。
A 86cm
B 87cm
C 88cm
D 89cm
E 90cm
F 91cm
G 92cm
H 該当なし
[問題2]
紙テープそれぞれの両端ののりしろを2cmずつに変えたとき、最初につなぎあわせた長さよりどれだけ短くなるか。
A 7cm
B 8cm
C 9cm
D 10cm
E 11cm
F 12cm
G 13cm
H 該当なし
解答と解説
『植木算』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 植木算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。
設問1の解答と解説:
長さ10cmのテープの両端に1cmずつのりしろをとるということなので、下図のようなテープになります。
もし、このテープをのりしろ関係なく重ね合わせずつなぎ合わせた場合の長さは、10cmのテープが10本なので、
重ね合わさずつないだ場合の長さ
=10cm × 10本
=100cm
となります。しかし、今回は隣り合うテープを長さ1cmののりしろどうしで結合します。よって、下図のように1か所ののりしろ結合部分で1cmの長さをロスすることになります。
10本つなぎ合わせた場合は、9ヶ所ののりしろ結合部分ができるので、ロスする長さは、
ロスする長さ=9ヶ所 × 1cm=9cm
よって、重ね合わさずつないだ場合の長さ100cmのテープはのりしろでつなぎ合わせることで、9cmの長さをロスすることが分かりました。よって、その長さは、
のりしろでつないだテープの長さ
=100cm-9cm
=91cm
よって、求める解答は91cmのF
別の考え方で解いて見ます。
10本のテープをつないだ場合、下図のように左端と右端のテープは片側にのりしろ部分をとらないので、長さは、9cm。間の8本のテープは両端にのりしろをとるので長さは8cm。のりしろ部分は1cmで9ヶ所あります。
よって、
左端と右端のテープの長さ
=9cm × 2本=18cm
間8本のテープの長さ
=8cm × 8本=64cm
のりしろの合計の長さ
=1cm × 9ヶ所=9cm
よって、テープの長さはこれらの合計になるため次のようになります。
テープの長さ
=18cm+64cm+9cm=91cm
解答:F
設問2の解答と解説:
問題1の別解の解き方で解きます。のりしろが2cmの場合、左端と右端のテープは片側にしかのりしろがないので、のりしろ部分を除くテープの長さは8cm(10cm-2cm)。 間8本のテープは、両端に2cmののりしろがあるため、のりしろを除くテープ1本の長さは6cm(10cm-4cm)。のりしろは合計9ヶ所あり1か所あたりの長さが2cmなので合計の長さは18cmとなります。
よって、
左端と右端のテープの長さ
=8cm × 2本=16cm
間8本のテープの長さ
=6cm × 8本=48cm
のりしろの合計の長さ
=2cm × 9ヶ所=18cm
よって、テープの長さはこれらの合計になるため次のようになります。
テープの長さ
=16cm+48cm+18cm=82cm
求めたいのは最初につなぎあわせた長さよりどれだけ短くなるか? なので最初につなぎあわせた長さは問題1より91cmと分かっています。よって、短くなる長さは、
短くなる長さ
=91cm-82cm=9cm
よって、求める解答は9cmのC
解答:C