SPI練習問題-問1(植木算)
植木算の問題。次の問いを解答せよ。
小学校の教室で、横幅12mの壁に、縦18cm・横30cmの画用紙を、16枚張り出す。画用紙の間隔は等間隔にし、両端は画用紙の間隔の2.5倍のスペースをとる。
[問題1]
画用紙の間隔は何cmになるか。
A 30cm
B 32cm
C 34cm
D 36cm
E 38cm
F 40cm
G 42cm
H 該当なし
解答と解説
『植木算』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 植木算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。
設問1の解答と解説:
まずは、問題の内容を正しく理解しましょう。下図をみてください。今回の問題で求めたいのは、下図の間隔Xです。そして、両端はその間隔Xの2.5倍になるように画用紙を配置する必要があります。
それでは、計算に入りたいのですが、その前に注意点があります。単位です。壁の横幅が12mとメートル単位に対して、画用紙のサイズと求めたい間隔はセンチメートルです。違う単位どうしで計算すると誤った解答になってしまうので、まずは、単位を統一するようにしましょう。
今回の問題は、「画用紙の間隔は何cmになるか。」と、センチメートルで問われているのでセンチメートルで統一します。1mは、100cmなので、
横幅12m=12×100=1200cm
となります。
さて、求め方ですが、
両端の間隔の合計
画用紙の横幅の合計
画用紙の間隔の合計
この3つを求め、3つの合計が1200cmとなるはずなので、
(両端の間隔の合計)+(画用紙の横幅の合計)+(画用紙の間隔の合計)+=1200
となります。これを解いていけば、解答がでてきます。
両端の間隔の合計
両端は左端と右端の2ヵ所。画用紙の間隔をXとした場合、両端のサイズは画用紙の間隔の2.5倍なので2.5Xとなります。これが左右にあるので、
両端の間隔の合計=2.5X × 2 = 5X
画用紙の横幅の合計
画用紙は全部で16枚あります。1枚の横幅は、30cmなので画用紙の横幅の合計は次の通り。
画用紙の横幅の合計=16 × 30 = 480
画用紙の間隔の合計
画用紙の間隔はX、16枚の画用紙の間隔の数は16-1で15あります。ここで間隔の数は注意が必要。物の間隔の個数は、下図のように必ず『物の個数-1』になります。
よって、画用紙の間隔の合計は次の通り。
画用紙の間隔の合計=X × 15 = 15X
これで、「両端の間隔の合計」、「画用紙の横幅の合計」、「画用紙の間隔の合計」が全てでました。この3つの合計が壁の横幅1200cmとなるので次の式が成り立ちます。
(両端の間隔の合計)+(画用紙の横幅の合計)+(画用紙の間隔の合計)+=1200
5X+480+15X=1200
この式を解けば求めたい画用紙の間隔Xがでてきます。
5X+480+15X=1200
20X=720
X=36
よって、求めたい画用紙の間隔は、36cm
解答:D