SPI練習問題-問6(損益算)
ある店では、仕入れの値の2割5分の利益を見込んで定価を設定する。
[設問1]ある品物が売れ残ったので、定価の3割り引きで売ったところ、250円の損失がでた。この品物の仕入れ値はいくらか?
A 1800円
B 2000円
C 2400円
D 4800円
E いずれでもない
[設問2]ある品物が売れ残ったので、定価の100円引きで売ったところ、仕入れ値の2割の利益が得られた。この品物の仕入れ値はいくらか?
A 1800円
B 2000円
C 2400円
D 4800円
E いずれでもない
解答と解説
求め方のポイント:
頭の中ではなく、まずは、分かっていることを書き出すことが大切です。また、現状、不明な値や求めたい値はXやYなどの文字列に一旦置き換えて計算式を作る様にします。
設問1の解答と解説:
仕入れ値に仕入れ値の2割5分の値段を上乗せした価格を定価とするので、定価は次の式で表すことができる。
定価 = 仕入れ値 + 仕入れ値 x 0.25 = 仕入れ値 x 1.25 ・・・(1)
また、利益は次の式で表される。
利益 = 定価 - 仕入れ値 ・・・(2)
更に定価の3割り引きで売ったら250円の損失になるということから(2)の式に値を入れると次のようになる。
-250 = 定価 x 0.7 - 仕入れ値
更に(1)の式を代入すると、
-250 = 仕入れ値 x 1.25 x 0.7 - 仕入れ値
-250 = 仕入れ値 x 1.25 x 0.7 - 仕入れ値
-250 =(0.875 - 1)x 仕入れ値
-250 =(- 0.125)x 仕入れ値
よって、仕入れ値は
仕入れ値 = 250 ÷ 0.125 = 2000円
よって、求める答えは、2000円のB。
解答:B
設問2の解答と解説:
定価と利益の式は設問1と同じです。仕入れ値に仕入れ値の2割5分の値段を上乗せした価格を定価とするので、定価は次の式で表すことができる。
定価 = 仕入れ値 + 仕入れ値 x 0.25 = 仕入れ値 x 1.25 ・・・(1)
また、利益は次の式で表される。
利益 = 定価 - 仕入れ値 ・・・(2)
定価の100円引きで売ると仕入れ値の2割の利益が得られたということなので、(2)の式は次のように置き換えることができる。
利益 = 定価 - 仕入れ値
仕入れ値 x 0.2 =(定価 - 100)- 仕入れ値 ・・・(3)
(3)の式に(1)の定価の式を代入すると次のようになる。
仕入れ値 x 0.2 =(仕入れ値 x 1.25 - 100)- 仕入れ値
この式を解くと
(仕入れ値 x 0.2)-(仕入れ値 x 1.25)+ 仕入れ値 = -100
仕入れ値 x 0.05 = 100
仕入れ値 = 2000円
よって、求める答えは、2000円のB。
解答:B