SPI練習問題-問12(仕事算・水槽算)

仕事算に関する問題。次の設問を答えよ。

[設問1]よしきさんは毎日同じ時間ずつ仕事をする。今、よしきさんがCGのデザインを作ろうとして14日働いて全体の7分の3をすませた。残りの仕事をするのに18日と7時間かかった。よしきさんは1日に何時間働いているか。

[解答群]
 9時間
 9.5時間
 10時間
 10.5時間
 11時間
 11.5時間
 12時間
 いずれでもない



解答と解説

知っておくべき知識:
仕事算・水槽算の問題を解く場合、全体の仕事量を1と仮定して計算するのが基本です。ただし、必ずしも1と仮定する必要はなく、1人で仕事をした場合にかかる各々の日数の最小公倍数を全体の仕事量と仮定した方が計算が簡単になる場合が多いです。

仕事算・水槽算の解き方や、上記の仕事量の仮定値の設定方法が分からない方は、『仕事算・水槽算 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。

設問1の解答と解説:

仕事量の全体を1とする。

14日働いて仕事全体の3/7を終わらせたので、残りの仕事量は、1-(3/7)=4/7 となる。まずは、この残りの仕事量4/7を終わらすのに何日かかるかを求める。

14日働いて仕事全体の3/7を終わらせたということなので、次のことがわかる。

 3/7の仕事を終わらせる = 14日働く
  ↓
 1/7の仕事を終わらせる = 14/3日働く

よって、仕事量1/7を終わらすのに14/3日かかることになる。このことより、仕事量4/7を終わらすのにかかる日数は、次の通り。

 1/7の仕事を終わらせる = 14/3日働く
  ↓ 
 4/7の仕事を終わらせる = 56/3日働く

4/7の仕事量を終わらすのに56/3日かかる。これをいいかえると 「18日と2/3日」となる。

※補足
56/3日 = (54/3)+(2/3) = 18+(2/3) = 18日と2/3日

また、設問より、4/7の仕事量を終わらすのにかかった日数は、「18日と7時間」ということがわかっているので、次のことが言える。

 18日と2/3日 = 18日と7時間

ということは、

 2/3日 = 7時間

だとわかる。よって、求めたい1日の時間をHとした場合、Hの2/3が7時間なので、次の式がなりたつ。

 H × (2/3) = 7時間

よって、

 H = 7 × (3/2) = 21/2 = 10.5 時間

解答:D