SPI練習問題-問11(料金割引)
料金割引の問題。次の問いを解答せよ。
ある商品に3割の利益を見込んで定価をつけたが、売れなかったため仕方なく3割り引きで売った。
[問題1]
何%の利益、または損失を受けたか。
A 9%の利益
B 7%の利益
C 5%の利益
D 3%の利益
E 9%の損失
F 7%の損失
G 5%の損失
H 3%の損失
解答と解説
『料金割引』の問題の解き方や、使う公式に関しては『SPI 料金割引 ~練習問題と解き方を徹底解説!~』のページで詳しく解説しています。解き方が分からない方は、まず、そちらのページを一読してください。
設問の解答と解説:
商品の仕入れ値(原価)を1とし計算します。
3割の利益を見込んで定価をつけたということは、仕入れ値の3割増しを定価にするということ。よって、定価は次のようになります。
定価=仕入れ値×1.3
=1×1.3
=1.3
次に売れなかったので3割引きで売ります。ここで気をつけたいのが仕入れ値の3割り引きではなく、定価の3割り引きだということ。問題には明確には記載されておらず不親切ですが、普通に店に買い物に行った際などを思い浮かべれば分かりますね。割引きと言えば、定価からの割り引きを指しますよね。
3割り引き後の値段=1.3×0.7
=0.91
仕入れ値1に対して、0.91でしか売れていないので損失になります。そして、その損失額は、次の通り。
1-0.91=0.09
しかし、求められているので損失割合。仕入れ値1に対して、0.09の損失なので、
損失割合=0.09÷1=0.09=9%
前述の解き方は、の仕入れ値(原価)を1とし計算しましたが、100円など実際に仮の金額を設定して計算してもよい。むしろ、『仕入れ値(原価)を1とする』という表現が悪いのかもしれない。『仕入れ値(原価)を1円とする』とすれば、イメージしやすいかもしれませんね。1円で設定するも100円で設定するも結果は同じです。念のため計算してみますね。
仕入れ値=100円
定価=100円×1.3=130円
3割引き後の値段=130円×0.7=91円
100円の仕入れ値に対して、91円で売っているので9円の損失。
損失割合=9÷100=0.09=9%
どうでしょう? 同じ結果ですね。
解答:E